【前回までのまとめ】
どんなにスキルアップに励んでもサラリーマンはお金持ちにはなれません。
なぜなら、サラリーマンであり続ける限り、絶対に越えられない4つの壁にぶつかってしまうからです。
4つの壁とは、税制の壁、給与体系の壁、就業規則の壁、転職市場の壁です。
この4つの壁だけは、どんなに幸運な勘違いが起ころうとも、崩壊することはありえません。
前回は「価値と貢献のマトリックス」の右上にある「起業家」のお話でした。
今回は、「価値と貢献のマトリックス」の左下にある「サラリーマン」のお話です。
【今回のお話し】
サラリーマンは、「自分と家族の生活費を稼ぐために(For me)自分の時間(労働力)という価値を会社に移転」します(図解の左下)。
私達サラリーマンは、基本的に自分の時間(労働力)を会社に切り売りして、その対価として給料をもらっています。
だからこそ基本給が決まっていて、残業代も1時間あたりいくらという時間給になっています。
業績や実績に応じた増減はありますが、ベースにあるのは生活保障給としての基本給です。
このように、生み出された価値をベースにするのではなく、譲渡された時間(労働力)に応じて収入が決まってきます。
生み出された価値をベースに収入が変動する起業家とは対照的です。
当然の結果として、サラリーマンが手にする収入にも限界が生じてしまうのです。
そもそも、お金の正体は「感謝の気持ち」でした。
そうである以上、どんなに「自分の為」に頑張ってもお金は大きくは増えません。
あなたが自分自身のために頑張ったところで、世の中の誰もあなたには感謝しないのですから、当たり前ですよね?
もちろん、勤務先企業が社会貢献をしているので、サラリーマンも間接的には他人のために(For you)貢献しています。
しかし、直接的に貢献しているのは会社ですから、オーナー(株主)や経営者(役員)に「感謝の気持ち」としてのお金は厚く配分されます。
このように、あなたがサラリーマンであり続ける限り、給与体系の壁を打ち破ることはできません。
サラリーマンとしてのあなたが経済的に自由になる、という奇跡は未来永劫起こり得ないのです。
抜け道があるとすれば、サラリーマンを辞めてリスク覚悟で起業するくらいなものでしょう。
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