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貧乏人とお金持ちの分かれ道、部分最適と全体最適と合成の誤謬(ゴビュウ)

 

【これまでのお話】

 妻をお金持ちにすること、に専念すること。

 サラリーマンがお金持ちになる方法は、それしかありません。

 なぜなら、妻は「主婦力」という強力なビジネススキルを持っているからでしたね。

 そして、妻がお金持ちになれば、生命保険も不要になってしまうことも分かりました。

 

【今回のお話】

 前回は、夫一人の所得だけを一方的に増やすよりも、夫婦それぞれの所得を同じレベルで増やして妻もお金持ちになってしまう方が、実は税金が安くなる仕組みになっている、というお話をしました。

 

 もちろん、夫だけの所得だけにフォーカスするのであれば、収入源と収入額を増やすことは「最適の選択」です。

 このことを「部分最適」と呼びます。

 でも、「夫婦合算の税額」に焦点を合わせてみると、夫だけの収入源と収入額を増やすことは必ずしも「最適の選択」とはいえなくなります。

 もし夫の代わりに妻にその収入源を担ってもらい、妻がプライベートビジネスとして収益をあげるようにできるのであれば、それはあくまでも妻の所得となりますので、夫婦合算での税金額は少なくて済むのです

 これを「全体最適」と呼びます。

 このように「部分的に最適」であるにもかかわらず、全体にとって最適の結果とならないことを「合成の誤謬(ゴビュウ)」と呼びます。

 正しい部品が組み合わさっても、全体では誤ったものが合成されるという厄介な問題です。ファッションのコーディネートミスのようなものですね。

 ちなみに、日本を長らく悩ませてきたデフレを始めとする諸問題の多くが「合成の誤謬」の典型例と言ってよいでしょう。

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 お金のソムリエ坂下仁.jpg

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