(「まえがき」後編/前回の続き)
先にお伝えしておきますが、サラリーマンは一生懸命に働くだけでは、けっして裕福になることができません。
それは、あなたのまわりを見回してみればわかります。
努力を重ねて昇給した人はたくさんいるかもしれませんが、その結果としてお金持ちになれたサラリーマン、働かなくても悠々自適の生活を送れるサラリーマンは何人いるでしょうか?
一人でもいれば希望が持てますが、実際には一人もいないと思います。
じつはサラリーマンという職業は、構造的にお金持ちになれないような仕組みになっているのです。
だからといって、サラリーマンであるあなたに「起業しなさい」とは私には言えません。失敗したときのリスクが大きすぎます。独り身ならまだしも、家族がいればなおさらです。お金も大事ですが、家族がいる方は「安定」もなくてはならないでしょう。
では、サラリーマンとしての安定を得ながら、裕福になる方法はないのか?
1つだけ方法があります。
それが、いますぐ妻を社長にすることです。
20年以上、金融業界のど真ん中に身を置き、借金返済のためにあらゆる投資・資産形成を経験してきた私に言わせてもうらうと、あなたが奥さんを裕福にすることは意外と簡単です。そして、奥さんが裕福になれば、あなたも裕福になれます。
語弊がないように言っておきますが、これはあなたが奥さんに養ってもらうということではありません。
本書でお伝えするのは、夫婦二人でお金持ちを目指す方法です。互いの幸せを願い、絆を深めながら、二人で行う資産形成術です。
もちろん、この方法はサラリーマンでなくとも使えます。また、独身男性でも独身女性でも、そして共働き夫婦でも可能です。本書の構成上、サラリーマン男性を想定して書いていますが、実際はどなたにでも適用することができます。
自分が「お金持ち」や「経済的に自由」になったときのことを想像できますか?
何でも買えるし、どこへでも行けるようになるのは間違いないのですが、それ以上に、夫婦の愛が深まり、家族との絆が今まで以上に強くなります。
お金がないと選択の余地がなくなってしまい、もめ事が増えます。反対に、お金があると争う必要がなくなり、お互いを思いやることができるようになります。
健康を犠牲にしたり、ストレスをためてまで節約する必要もなくなるし、十分な教育も子供に与えられる。老後や失業したとき、病気になったときの心配もする必要がない。お金がないという理由で家族につらい思いや惨めな思いをさせなくても済むのです。
そもそもケンカやもめ事が起きる一番の原因は「お金」です。
考え方の違いや過去のいきさつもあるかもしれません。でもそれは、おもて向きの理由であって、根っこの一番深いところにあるのは「お金の問題」なのです。
もちろん、お金に余裕がなくても心清らかに、精神的にゆとりある生活を送ることはできるでしょう。
でも、そんな状態をずっと我慢し続けられる修行僧のような人は少数派です。むしろ多くの方は、自分自身の生活が楽になって初めて、心の面でもゆとりが生まれるのではないでしょうか。
妻を社長にすることで、サラリーマンとしての安定した生活を送りながらも経済的な余裕を手に入れることができて、さらには心の平穏と幸せな家庭も手に入るのです。
お金持ちになれる人は一握りの幸運な人たちだけだ。
あなたと同じように、私もかつてはそう思い込んでいました。
しかし、それは勝手な思い込みです。本書を読んでいただければ、それがわかっていただけると思います。少しでも興味を持ってくださったのなら、まずはページをめくって目次をながめてみてください。
それでも不安でしたら第1章だけでも読んでみてください。
たったそれだけで、不安や疑念が夢や希望へと変わるでしょう。
——————————-
次のfacebookページを開いて頂ければ、この続きの第1章を読んで頂くことができます。
なんと、本全体の約1/3のボリュームにあたります。
<https://www.facebook.com/japanmoney/app_211074635600191>