【これまでのお話】
プライベートビジネスとして成り立つのは、次の5条件を全て満たしたビジネスです。
夫婦で協力しながらも妻が中心となって取り組む必要がある点と、お金の本質が感謝の気持ちであるということから、突き詰めて考えるとこの5条件は必須です。
①小さな金額から始められること
②利他的なビジネスであること
③簡単に学べて再現性があり、片手間で手軽にできること
④家事の合間にできて、ムリなく続けられること
⑤他人任せにしないで、妻がコントロールできること
何回かに分けて、2つ目の条件のお話をしてきています。
【今回のお話】
2つ目の条件は、利他的なビジネスであること、でした。
お金の本質が「感謝の気持ち」である以上、絶対不可欠な条件です。
あなたの手許にお金が絶え間無く永続的に流れ込むビジネスは、他人様に喜んで頂けるビジネス以外にはありえません。
その点では、大家業は利他的なビジネスの極地に位置します。
もちろん、大家業さえ始めてしまえば必ずうまくいく、というわけではありません。
相場に比べて家賃が高すぎたり、修理や掃除といったメンテナンスがちゃんとできていなかったら、入居者が感謝してくれるわけがありません。
そんな大家に成り下がってしまっては、せっかくの利他的な事業が、ひとりよがりの事業になってしまいます。
For you ではなく For me の事業になった途端に、「感謝の気持としてのお金」はピタリと止まってしまいます。
例えば、私達が最初に手がけたアパートは1Kタイプ12室の単身者向け一棟アパートでした。
購入当初は見た目も内装も汚く、掃除もされていないようなボロアパートでした。
誰の目にも、入居者が感謝してくれているとは思えない物件です。当然のように半分の6室が空室でした。
そこで、まずは1つ1つの部屋をキレイに掃除して、設備も世間並みにそろえて、家賃も相場並みに設定しました。
その上で、1つだけ差別化するための強み(USP)を埋め込みました。独身男性を想定入居者としたアパートだったので、全部屋をブローバンドの高速無線LAN対応としたのです。
もちろん無料です。
廊下の壁にルーター用のボックスを取り付けて、そこにヤフーBBの無線ルーターを設置しただけの簡単な装備です。
ランニングコストは毎月5千円程度ですので、1件あたり400円の出費にしかなりません。
家庭内での無線LANは既にポピュラーでしたが、公衆無線LANは出始めたばかりでしたので、不動産仲介業者の間ではすぐに有名物件になりました。
あっという間に全室満室です。
このように、大家業はもともと利他的な事業なのですから、その精神を忘れずに利他的に運営しさえすれば、空室だらけになることはあり得ないのです。
大家業以外の事業に取り組まれる方も、そのビジネスでお客様となって下さる方が、心から喜んでくださるように常に工夫を続けましょう。
お客様が喜んで下さる限り、そのビジネスが見限られることは決してありません。
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