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空室率70%でもキャッシュが回る非常識な不動産投資術

 5月下旬に椙田拓也さんの著書「空室率70%でもキャッシュが回る非常識な不動産投資術」を拝読しました。

 私がこの本を読むのは、実は2回目です。

 なぜ2回目かというと、30ページほど増量された新版が出たためです。

 椙田さんのご著書の特徴は三本の矢である。

 私は勝手にそう理解しています。

 一本目の矢は椙田さんの師匠でもある石原博光さんから学ばれた地方高利回り物件投資法です。

 二本目の矢は空室対策コンサルタント尾嶋健信さんから学ばれた空室解消法です。

 そして、三本目の矢は椙田さん自らの失敗体験から学ばれた不動産投資哲学です。

 新版では、この三本柱に「融資を制する者は不動産投資を制する」という新章が加わって、完成度が高まっているというわけです。

 実践と理論とに裏打ちされているので、初心者の方だけではなく、熟練された大家さんにとっても参考になるノウハウや考え方が随所に散りばめられています。

 元パティシエである椙田さんの奥様によると、ヘタに自分でアレンジせず、レシピを徹底的に模倣すればケーキ作りはうまくいくとのこと。

 そして「不動産投資も同じだ」と、椙田さんは喝破されています。

 これから不動産投資を始める方、あるいは思うようにアパート経営ができていないと悩まれている方にとってはバイブルになるかも知れませんね。

 

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