『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい――年収アップと自由が手に入る働き方』の出版を機に、ダイヤモンド・オンラインにて記事の連載が始まりました。そこで、坂下仁公式ブログでも、その内容を紹介させていただくきます。
副業は日本の経済成長の切り札になる
副業のメリットは、やり甲斐やお金だけではありません。副業がうまくいくと、本業もうまくいくようになるからです。副業を始めると、学ぶ機会が増えたり、会社の同僚や顧客とは違う感覚の人と知り合ったりもします。
また、従業員の立場では入手できなかった経営者マインドも身につきます。その結果、本業でも業務効率が改善し、残業時間も減る。まともな上司であれば、その実績を評価するはずなので、昇格する可能性が高まります。このように副業は、本業との相乗効果が意外と大きいので、そこに気づいた企業は次々と副業を解禁し始めています。
おまけに副業とは、日本国民なら誰でもできる最高の社会貢献です。日本の経済が低迷する一因は、少子化と高齢化に伴うGDPの縮小だといわれています。でも、もし副業人口が増えれば、その分だけ生産量と消費量が増えるので、GDPが押し上げられる。日本人の副業の平均月収は約7万円だそうです。年収に換算すると約84万円ですので、一人あたりGDP428万円の約2割に相当します。あくまでも簡便法でのザックリとした計算ですが、すべての社会人が「副業ごっこ」を始めれば、GDPが2割も押し上げられる計算になります。
金は天下の回りものなので、GDPが2割増えるだけで、私たちの財布に届くお金の量も増え始める。その結果、プラスのスパイラルが生まれて、日本の経済が活性化されて、未来が一気に明るくなるのです。その意味では、副業こそが日本の経済と未来を救う救世主だといってもよいでしょう。
副業はこのように、立派な社会貢献活動の一環になるのです。だからもし日本のことが大好きなら、自信を持って副業に取り組んでください
*本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』から一部抜粋し、再編集したものです。
プロフィール
お金のソムリエ協会会長
メガバンク行員として25年以上、個人の資産形成と数千件の法人融資などにかかわり、全国の支店長を指導してきた。副業で始めたセミナーは100組超のキャンセル待ちが続き、3年間で1000組超が受講する人気セミナーとなる。その後、顧客を踏み台にして儲ける銀行の姿に疑問を感じて起業、独立し、2018年にお金のソムリエ協会を設立。本業以上の副収入を得て、セミリタイアする会員が続出するなど、受講者の約9割が夢を叶えることに成功。メソッドを学んだ人数は6000人を超える。「週刊ダイヤモンド」「PRESIDENT」「日経マネー」「ダイヤモンドZAi」「THE21」「朝日新聞」など、数十の雑誌・新聞に紹介される。主な著書に『いますぐ妻を社長にしなさい』(サンマーク出版)、『夫婦1年目のお金の教科書』(ダイヤモンド社)などがある。
著者からのメッセージ
本書を読んだ皆さんは「稼ぎ口二刀流」を始めようと、心に決められたと思います。
今働いている勤め先で10万円の昇給を目指すよりも、「稼ぎ口二刀流」で月10万円稼ぐほうがはるかに簡単です。
しかも、源泉徴収される給料と違い、「稼ぎ口二刀流」の稼ぎの大半は手許に残る。サラリーマンには想像できないほどの税金と社会保険料を節約できるので、40歳から始めても、数千万~1億円も多く貯まる計算です。
手に入れられるのはお金だけではありません。大切な家族が「稼げるライフワーク」のパートナーになってくれるからです。家族の絆が強くなり、子どものお金の教育にもつながる。生きる目的や使命感が明確になり、やりたいことをずっと続けられるようになります。
もし、すべての社会人が稼ぎ口を2つにすれば、日本のGDPは2割も増えるので、日本経済も復活する。子どもたちの未来も明るくなるのです。
そもそもお金とは、数値化された感謝の気持ちです。なぜならお金とは、人様や社会に貢献して、感謝されて、初めてもらえるものだから。それゆえに貢献が大切です。
ですから、家族で協力し節税しながら、自分たちの役割と使命を果たしていく。これこそが「稼ぎ口二刀流」というビジネスモデルの真骨頂です。
「稼ぎ口二刀流」はこのように、実は極めて日本的なメソッドだったのです。
あなたは、本書で「稼げるライフワーク」を見つけることができました。
「稼ぎ口二刀流」を使って「稼げるライフワーク」に取り組めば、結果的に、あなたとご家族には、裕福で幸せな未来が訪れます。
「稼げるライフワーク」のために、あなたの貴重な時間を有効に使ってみませんか?