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優遇される法人と、冷遇される消費者

 【前回までのまとめ】

 どんなにスキルアップに励んでもサラリーマンはお金持ちにはなれません。

 なぜなら、サラリーマンであり続ける限り、絶対に越えられない4つの壁にぶつかってしまうからでした。

 しかし、たった1つだけ、サラリーマン家庭がお金持ちになれる秘策がある、というお話でしたね。

 その秘策とは、自分自身がお金持ちになることを一切合切捨て去ってしまい、妻をお金持ちにすることに専念する、ということでした。

 具体的には、妻を社長にしてしまうのでしたね。

 

 【今回のお話し】

 当然のことながら、妻を社長に仰いだプライベートカンパニーにも四大障壁は一切ありません。

 しかも、プライベートカンパニーのような零細企業に対しては、一番低い税率が適用されるようになります。

 サラリーマンには認められていなかった経費も認められるようになるので、究極の節税を実現することができるようになるのです。

 

 恐ろしいことに、この流れは今後ますます加速していきます。

 なぜだか、もうお分かりですよね?

 先日、とうとう消費税引き上げが確定しました。

 5%に3%上乗せされて8%です。

 この調子で行くと、10%までの引き上げもほぼ確実です。

 よっぽどのことがない限り、先延ばしにされるようなことはないでしょうね。

 東京オリンピックも控えている中で、国際社会からの信任は最重点課題です。

 

 消費者の立場から見てみると、税金面でのしわ寄せが私たち個人に押し寄せてくることが確定した、ということになります。

 その一方で法人に対しては、投資減税を始めとした減税措置や復興法人税の廃止などが、矢継ぎ早に繰り出されてきます。

 ただでえ個人よりも法人の方が圧倒的に優遇されてきたのに、その不公平を是正するのではなく、さらに格差を広げようとしているのです。

 テーマが大きく反れてしまいますので、ここでは、その是非を問うつもりはありません。

 ただ、少なくとも言えることは、私達には「選択肢」が残されてる、ということです。

 

 個人という名の船酔いしやすい低速船と、法人という名の快適で安全な高速船があるとしたら、あなたはどっちを選びますか?

 

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 お金のソムリエ坂下仁.jpg

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