【これまでのお話】
プライベートビジネスとして成り立つのは、次の5条件を全て満たしたビジネスです。
夫婦で協力しながらも妻が中心となって取り組む必要がある点と、お金の本質が感謝の気持ちであるということから、突き詰めて考えるとこの5条件は必須です。
①小さな金額から始められること
②利他的なビジネスであること
③簡単に学べて再現性があり、片手間で手軽にできること
④家事の合間にできて、ムリなく続けられること
⑤他人任せにしないで、妻がコントロールできること
【今回のお話】
今回から、2つ目の条件のお話に入ってまいります。
2つ目の条件は、利他的なビジネスであること、でした。
お金の本質が「感謝の気持ち」である以上、絶対不可欠な条件です。
あなたの手許にお金が絶え間無く永続的に流れ込むビジネスは、他人様に喜んで頂けるビジネス以外にはありえません。
「楽して一儲けできる!」ビジネスなんて、この世の中には存在しません。
さて、私達は大家業を選びましたが、大家業は典型的な「利他的」ビジネスです。
不動産のことを英語でreal estate(リアルエステイト)と呼びます。
諸説ありますが、元々は王様(スペイン語のレアル)の地所(エステート)が、その由来だそうです。
古今東西を問わず、不動産はその地を統治する国家(王族や政府)のものです。
だから「王様の地所」というわけです。
日本やアメリカ等の自由主義国家であっても考え方の根幹は同じで、不動産はその国のものです。
その証拠に、私人が所有する不動産には必ず税金がかけられて、税金を支払わなければ差し押さえされて没収されてしまいます。
固定資産税を始めとする不動産周りの税金は、実質的には真の地権者である国家に対して支払う賃借料のようなものなのです。
露骨に不動産所有権を認めない中国が一番わかり易い例ですが、程度の差はあれ国家は皆一緒だということです。
ところで、太古の昔から、どの国の王様も外敵から領民を守って領地内の治安を維持することに腐心してきました。
そうした「まつりごと」への領民の感謝の気持が貢ぎ物であり年貢でした。
そして、何よりも領民の幸福を第一に考えて、家臣任せにせずに自ら考えて行動する国王が治める王国は繁栄しました。
逆に、王様が自分自身の利益ばかり考えて、領民の幸福をないがしろにする王国は衰退して滅びていきました。
私達を魅了する古の王国の物語、古き言い伝えや伝説に共通した真理です。
不動産経営にも実はこれと同じ精神が流れています。
不動産を利用する人から感謝されて、初めて成り立つのが不動産経営なのです。
繰り返しお話しているように、お金とは社会貢献によって生まれた感謝の気持ちです。
そして、不動産賃貸という事業は、もっとも質の高い社会貢献活動の1つなのです。
衣食住は人間が生きていく上で最低限必要な要素ですが、中でも「住居」は飛び抜けて高価な資産です。
「念願のマイホーム」と言われるくらい手の届かない高嶺の花です。
その高価な住居を、自分が住むためではなく、他人様に住んで頂くために提供する、というのが不動産賃貸業なのです。
これくらい生活に密着した公共性の高い経済活動はありません。
このように、大家業は利他的なビジネスの極地に位置します。
だからこそ、感謝の気持としてのお金が、大家さんの許に途切れなく流れこんでくるというわけです。
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