さて、投資信託に話を戻しましょう。
日本の投資信託には、特殊な事情があるとお話しました。
キーワードは次の3つでした。
(1)手数料
(2)分配型
(3)短期保有
最初の「手数料」については、今の私の立場では、突っ込んだお話しをすることができません。
そこで、ここではまず、2つ目のキーワード「分配型」についてお話しましょう。
結論からお話すると「毎月分配型」の投資信託は、一番損をする投資信託です。
なぜなら、税金を余計に取られてしまうからです。
しかも、複利運用の効果も得られません。
複利とは利息や配当金が雪だるまのように膨らんでいく仕組みです。
税金が余計に取られる上に、複利のメリットが得られないのが「毎月分配型」の投資信託なのです。
それなのに、「毎月分配型」が一番売れ筋だったのです。当然そこには背景があります。
でも、それだとあまりにも酷すぎるので、政府はNISA(ニーサ)で「毎月分配型」投信を封じ込めにかかった。
私はそのように理解しています。