【前回までのまとめ】
どんなにスキルアップに励んでもサラリーマンはお金持ちにはなれません。
なぜなら、サラリーマンであり続ける限り、絶対に越えられない4つの壁にぶつかってしまうからです。
4つの壁とは、税制の壁、給与体系の壁、就業規則の壁、転職市場の壁です。
この4つの壁だけは、どんなに幸運な勘違いが起ころうとも、崩壊することはありえません。
これまで、起業家・サラリーマン・ボランティアについて見てきました。
【今回のお話し】
今回は、「価値と貢献のマトリックス」の左上にある「自己啓発」のお話です。
「自分のために(For me)価値を創造」するのが自己啓発です。
自己啓発する段階では誰からも感謝されませんので「感謝の気持としてのお金」は手に入りません。
そのスキルをどうやって活かすかがポイントになります。
例えば、自己啓発を通じて自らのスキルや人間力等の器を大きくすることができて、そこから一歩進んで起業・開業することができるのであれば、そのままスムーズに右上に移行することができます。
まさに、「世の中の人々の為」に活かされて初めて「感謝の気持としてのお金」が流れこんでくるというわけです。
その意味で、自己啓発は一種の「含み益」と言ってもよいでしょう。
また、サラリーマンのままで留まっている場合でも、左下のマトリックスの中でも下部から上部へと移行していきます。
間接的ではありますが、今まで以上に社会に貢献できるようになるので、わずかですが時給が上昇するという形で報われることになります。