前回は、「妻社長メソッド実践のコツ」というテーマで、実践するためには初動エネルギー「動機」と「続ける仕組み」の2つが必要だというお話しをしました。
そして、「動機」と「続ける仕組み」の両方を兼ね備えた仕組みが「ふせんノート」だとお話ししました。
ところで、話は今から5年前の2011年にさかのぼります。
その頃の私には、まだ妻社長シリーズを書く予定がありませんでした。
そうではなく、手帳術やノート術のような「メモ術」の本を書きたいと思い、サンマーク出版などの版元さん数社のドアをノックしました。
もともと私は手帳やノートの活用がヘタだったのですが、前回触れた「ふせんノート」のおかげで、この頃には仕事やプライベートがうまく回るようになっていました。
そして、手帳やノートで苦労されている方が多いことには気づいていたので、「ふせんノート」がお役に立てるのではないかと思ったのです。
ところが、「銀行員が書いた手帳やノートの本が売れるわけがない」と出版社さんから断られてしまい、結局は御蔵入りになってしまいました。
「だったら、銀行員らしくお金に関する本だったら、良いのですか?」
そう問いかけたところ、「それなら行けるかも・・・」、ということで妻社長シリーズが生まれた。そんな経緯があります。
「いずれ銀行を卒業したら、お金の自己啓発の本を書きたい」という思いはあったので、妻社長を書けたこと自体は、もちろん有難いことです。
とはいえ、私の中では「ノートや手帳の本を書きたい!」という思いが、その後もずっとくすぶり続けていました。