クレジットカードは、支払い決済には便利ですし、一種のステイタスシンボルでもあります。
なぜなら、「クレジットカードを持っている=経済的な信用力がある」、という意味だからです。
海外旅行をする際には、クレジットカード無しではやっていけません。
従って、クレジットカードに対しては、私はポジティブにとらえています。
もちろん、「クレジットカード持つな派」の言い分には、私も一理あると思っています。
でも、それは「ナイフは危険だから持つな!」とか、「火は危ないからガスレンジを使うな!」というのと同じ発想ではないかとも思っています。
なぜなら、クレジットカードは、ナイフや火と同じように、コントロールできるからです。
もちろん「自分の場合には、ナイフや包丁を安全に使える自信が無いから使わない」という発想は「あり」です。
同様に「私の場合には、クレジットカードを正しく使う自信が無いから使わない」という発想も「あり」です。
つまり、一律「持つな」とか「悪いもの」だという次元の話ではなく、あくまでも個々人次第だということです。
ちなみに、クレジットカードが凶器と化すのは「サラ金的な利用」をした場合です。
悪名高き「リボルビング払い」です。
リボルビング払いとは、クレジットカードの利用額に関係なく、毎月一定金額を支払えば良いという、一見親切な仕組みです。
しかし、実際に毎月支払っているのは利息相当分ばかりで、いつまで経っても元本部分は減りません。
まるで上納金を支払うように、永遠に高い利息を払い続ける、という仕組みになっています。
まさにサラ金のクレジット版です。
従って「リボルビング払い」に手を染めてしまうと「アウト」です。
リボルビング機能さえ使わなければ、クレジットカードが凶器となることはありません。
あとは、無駄遣いをしないように、以前お話した「習慣の力」を借りてくれば良いのです。